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ZACC
大橋恵子さん

表参道、代官山、銀座に合計6つのサロンを構えるトップサロン、ZACCのプレス。元はトップスタイリストとしてサロンに立っていたこともあり、ヘアスタイルやファッションのこだわりはさすが。プライベートでは一児の母でもあり、美容師の旦那様を支えながらプレスワークと家事を両立している。
guestroom
Volume 9
繊研新聞社
パリ支局長
久保 雅裕さん
Volume 8
photographer
Atelier SCENE
真田 十紀成さん
Volume 7
kakimoto arms
村松亜子さん
Volume 6
ヘアアート・ジャパンCEO
中條加奈子さん
Volume 5
SWITCH代表
田中征洋さん
Volume 4
H.A.Kデザイナー
速水裕司さん
Volume 3
Katsina(カチナ) 代表
西海 洋史さん
Volume 2
トニーアンドガイジャパン・
プレス
大井拓人さん
Volume 1
繊研新聞社 アッシュ編集長
永松浩介さん
 
元トップスタイリストからプレスに転身

MS.M(以下M):トップスタイリストとしてご活躍なさった大橋さんがママとなって、プレスに転身。これはニュースですね。育児休暇はいかがでしたか?

O:うまい具合に保育園が決まったので、ありがたいことにサロンへ復帰することができました。待機児童もいっぱいいて保育園は難しいよ、と言われていたのに、私ときたら動き出すのも遅くて(笑)。ダメかと思っていた時に決まってくれたんです。

M:それはよかったですね。さっそくですが、家事とプレス業の両立で気をつけていらっしゃることはありますか?

O:子供に対して気をつけているのは、子供扱いをしないことですね。私があまり子供の扱いが上手じゃないというのもあるんですが、娘のことは生まれた時から赤ちゃん扱いをしていなくて。「○○でちゅよ」ではなく、「〜だから、〜なのよ」と会話をするように扱っているので、まわりの人たちにおもしろがられますね(笑)。保育園に行くことも、「私がお仕事をして、その間に見てくれる人がいないから保育園に行くんだよ」と、保育園に行くことをごまかさないで、一人の人間として納得がいくように説明するようにしています。

M:それはおもしろい。でも、本当は子供もわかっているという話はよく聞きますよね。

O:娘も子供なりに結構しっかりしていて。おなかの中にいる時の記憶もしっかり持っているんですよ。今は3歳なんですが、ちゃんと話せるようになった頃に、おなかにいる時の感想を突然言ってくれて。「ママのおなかの中にいたことがあったよね」「気持ちがよくて、出てくる時にすごく怖くて、思わず泣いちゃったんだよ」ということを言って。「パパの声も聞こえたよ」とか。ウソか本当かもわからないんですが、子供も実は記憶があって、分かっているんだなと感じることがあって。

M:旦那様も美容師さんですよね?

O:そうなんです。同じ職業だと大変さが理解ができるので、なかなかいいものですよね。朝早かったり遅く帰って来る分に関しては「仕事がんばってるんだな」としか思わないですし(笑)。だから、無理に子育てに参加してよ、とも思わないですね。でも子供を大切にしてくれて、協力的なほうだと思います。

M:妊娠時にも、ZACCに復帰しようと思っていたのですか?

O:思っていました。美容師という形ではないにしろ、ZACCはどんどん大きくなってきているので、裏方の事務とか電話のオペレーターとか、どんな形であれZACCをサポートしていく側になれたらなと考えていて。子供を産んで、青山界隈で美容師として働くというのは本当に大変だと痛感していたので、スタイリストの立場にはこだわっていませんでしたね。朝は早いし、夜も遅くて、スタッフの教育を含めると本当に24時間ペースで働かなくてはいけないので。もし戻るのだとすれば今度はサポートする側に入りたいなと。

M:結婚や出産をされて、サロンに戻られている人は?

O:ZACCでは私が初めてです。でも今、前プレスが妊娠中で、戻る予定で退職ではなく産休を取っているのだと思います。

M:会社としてそういう体制があったわけではないんですね。それは代表の高橋さんにご相談されて、やってみましょうという感じに?

O:前例がなかったので、体制もなかったんですよね。でも高橋からは「いつ戻って来てもいいよ」という言葉をかけてもらってはいたので。それに甘えていた部分もあると思います。

M:大橋さんの例ができれば、他のスタッフも安心ですね。

O:そう思ってくれるといいですね。ハードスケジュールというのはみんなわかっているので、それでもZACCに戻りたいと思う人には、それが叶うとうれしいです。


仕事と育児で充実した毎日

M:いま、お仕事はどんなスケジュールですか?

O:10:30〜15:00でデスクワークや電話応対をしています。あとは保育園に迎えに行かなくてはいけないので、携帯電話を持ちながら退社。あとはサロン外で仕事をするようにしています。

M:保育園は毎日?


火曜日から土曜日まで。慣らし保育もせず、いきなり10:00〜18:00まで預けてしまったんですが、けっこうすんなりみんなになじめて。給食もしっかり食べられているみたいです。

M:給食なんですね!


O:お弁当ではなくて給食がついているところを探しました(笑)。その代わり、夕食は毎日つくっていますよ!

M:最近は働く女性が多いので、保育園に子供を預けることも特殊ではないと思いますが、お子さんに対してのケアは何か考えていますか?

O:わがままでない範囲の要望は必ず受け入れるようにしています。保育園から帰って来て「だっこして」と言ったら、その時は家事をしながらでも満足するまでだっこしていたり、そういうケアはしようと思っています。あとは、きちんと話を聞いたり、話をしたり、本を読んであげたり。お休みの時は散歩に行ったり、お絵描きをしたり、何かをつくったりと、一緒に遊ぶようにしていますね。

M:いまブームの遊びは?

本を読むことかな。絵本を読んでもらうことがすごく好きみたいなので、図書館に行って本を読んだり。あと散歩が好きなのでひたすら一緒に歩きます(笑)。

M:ママ友はできましたか?

それがあまりいなくて(笑)。スタッフで同じ時期に子供を生んだスタッフがいたので、そのスタッフの家に遊びにいったり、一緒にクリスマスパーティをしたり。でもママ友自体は多くないですね〜。

M:お嬢さんの髪の毛は大橋さんがカットを?

O:パパが切ります。いまはお手入れがしやすいショートにしているんですが、本人的には伸ばしたいと言っています。

M:美容師さんファミリーで、お嬢さんのおしゃれな成長ぶりが楽しみですね!

O:ありがとうございます。それにしても最近は家事が大変になってきました。今までわりとのんびりやっていた部分を短縮して合理的にやらなくてはいけないので、そこは工夫が必要に…。

M:時間の使い方が難しくなりそうですね。

O:そうですね。でもその分、効率よくできるようになったというのはあると思います。うちの両親も美容室をしていて、いろんなことを両立しているのを見てきたので。今は逆にまわりに気を遣ってもらっていることが多いので、本当にありがたいと思っています。ここにいる拘束時間もあまり長くないですし。自分がやりやすいようにやっていいと高橋も言ってくれていて。これには本当に感謝しています。

 

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